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クリサキお薦めの「HIT太陽電池」の特長 |
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三洋電機の【HIT太陽電池】は、従来にない新しいタイプの結晶シリコンとアモルファスSi薄膜のハイブリッドタイプの太陽電池です。発電層に単結晶Siを用い、半導体の接合部分をアモルファスSi薄膜を用いて形成した構造をもっています。そのため、太陽電池の重要な部分である接合部における界面特性が飛躍的に改善され、量産レベルでの太陽電池の変換効率が18.5%、モジュール効率が16.1%と業界トップレベルの性能を実現しています。また、HIT太陽電池は従来の結晶シリコン太陽電池と比べて温度特性が安定しており、夏場の高温時でも高い変換効率を維持し、発電量の低下が少なく、従来の結晶シリコン太陽電池に比べ、年間の発電量で差が出ます。 |
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太陽電池と天候の関係
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太陽電池は、年間を通じてより多くの日射量が得られ、気温が低い程、良く発電します。
天候の悪い日は、晴れの日より発電量が少ないですが発電します。曇りでは晴天の1/3〜1/10、雨天では1/5〜1/20になります。
しかし、積雪の場合は太陽電池の発電量は期待できません。寒冷地において、雪などで太陽電池に入射する光が遮られる場合は、その間発電量が低下します。従って実際の発電量は、地域や、太陽電池の取り付け状態によって異なりますが、寒い地域だからといって単純に実際のトータルの発電量が低くなるわけではありません。
また、太陽電池だから雷が落ちやすいということはありません。屋根や屋上に設置する他の設備と同様です。 |
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夏は涼しく、冬は暖かく
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夏場の屋根表面温度は約70℃、屋根裏の温度は約50℃になります。
太陽電池モジュールを設置することで約12℃も下がり、屋根裏の温度は約38℃になります。
また、冬場の屋根表面温度は約-5℃、屋根裏の温度は約3℃になります。
同じように太陽電池モジュールを設置することで約5℃高くなり、屋根裏の温度は8℃になります。
太陽電池モジュールの設置で夏は涼しく、冬は暖かくなり光熱費の節約にもつながります。 |
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地震など災害時の使用
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停電になってもパワーコンディショナの自立運転機能により、太陽光が当たっていれば系統と完全に切り離した上で、電力が使用できます。 |
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停電時の使用 |
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系統連系システムの場合、太陽光発電システムは系統から切り離れます。
系統が復旧した場合、太陽光発電システムは、5分間待機の後、自動的に系統に連系されます。
手動又は自動により自立運転に切り替えるシステムの場合、太陽光発電システムが発電状態であれば日射強度に応じた発電電力が使用できます。 |
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太陽光発電の長所
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1.クリーンな発電方式です。太陽光発電は、光エネルギーを電気エネルギーに直接変換するもので、物理的あるいは化学的変化を伴いません。発電時に一切の排出物の発生がなく、可動部分も無いため騒音の発生もありません。
2.発電のためのエネルギー源は太陽光であり、非枯渇エネルギーであり且つ無料です。
3.可動部がないので保守が容易なため無人化が可能であり、かつ長寿命です。
4.必要に応じて小規模なものから大規模なものまで、自由な設置が容易にできます。
5.システムの大小に関わらず発電効率はほぼ同じ。 |
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地球環境への貢献 地球温暖化防止
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3kWのHIT太陽光発電システムを設置した場合、全国平均では年間約 3,300kWhの発電量が期待できます。
これを火力発電所の代替と仮定すると、地球温暖化の原周であるCO2の年間発電量を炭素(C)量に換算すると年間約594kg-Cの二酸化炭素排出削減となります。これはスギの木約156本分の吸収量に相当します。
また、灯油に換算すると、約803リットルの削減になります。
★設置された太陽光発電システムは全くCO2を発生しませんが、システム生産時は商用電力を使用しております。システムを20年間運用した場合の総発電量に、石油火力で発電された商用使用電力が排出したCO2の量を換算し、ここから差引きし年間削減量を算出しています。 |
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kWとkWhの違いと意味
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kWは、瞬間的な量を、またkWhは年間、月間などトータルの発電量を表します。たとえば3kWの発電が2時間続けば、発電量は6kWhになります。電力会社との売電単価などは、約25円/kWhとなり、kWhがベースになります。 |
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太陽電池の寿命 |
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一般に、平均して20年以上の期待寿命があります。 |
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売電と買電の価格差 |
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基本的には買電の料金とほぼ同一です。各電力会社による価格は異なります。 |
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パワーコンディショナ
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太陽電池で発電した直流の電気を、電力会社から送電される電気と同じ交流に変換する機能と、系統との連系に関する保護を目的として設置します。太陽電池の発電電力を最大限に効率良く取り出すことと、配電系統と安全に連系することが重要な機能となります。 |
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方位、傾斜角による発電量の変化
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日本では、真南の緯度角程度が最も有利です(東京の場合、30°〜35°程度)。例えば、20°と30°の発電量の差は約1〜2%程度です。真東、真西向きに設置しても真南に比べて、約15%程度の発電量低下となりますが、十分に使用できる方位です。原則的には最大の発電量が得られる方位、角度に太陽電池モジュールを設置しますが、外観や構造(耐風圧など)や経済性などを考慮して、必ずしも発電量が最大になる条件で設置されるとは限りません。屋根など既存の場所に設置する場合にはその設置する場所に合わせた方向、方位、角度に設置するのが一般的です。設置角度は屋根勾配に対して水平に設置するのが基本的です。陸屋根は傾斜角30°程度がお勧めです。 |
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影の影響による発電量の変化
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薄い影(山、ビル、樹木、電柱等の影)が太陽電池に掛かった場合、発電量が低下しますがゼロにはならず影の部分でも周囲からの散乱光によりl/10〜1/3程度発電します。なるべく太陽電池に影が掛からないような工夫をすることが重要です。 |
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住宅用太陽光発電システム設置の際、届け出の必要は?
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受電方式と出力規模により区分されおり、住宅用など小容量(20kW未満)の場合には基本的に届け出は不要です。但し、電力会社との事前協議は必要となります。 |
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一件あたり必要な太陽電池容量
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個々の家庭における電力消費量は、その地域も含めた生活形態等により大きく異なりますので、標準的な例を説明します。一般家庭の平均年間消費電力量は、4.482KWh(住環境計画研究所「家庭エネルギー統計年報」1996年版)という統計値も有り、この場合には3.8〜4kW程度の太陽電池を設置することにより、使用電気の量をほぼ賄うことが可能です。 |
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日常の点検について |
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日常点検としては、パワーコンディショナで発電量を確認するだけで十分です。
太陽光発電システムほど身近に設置出来るメンテナンスフリ−に近い電源は他にはありません。 |
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運転時の消耗品がない
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太陽光発電システムは、風力発電機やエンジン発電機等と異なり、回転部や駆動部がなく、燃料を補給する必要もないため、日常的に補充または、交換する消耗品はありません。 |
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国からの補助金 |
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国からの補助は、新エネルギー財団NEF(経済産業省の外郭団体です。「住宅用太陽光発電導入基盤整備事業」として住宅システムの補助制度等があり、応募を受け付けています。)を通じて、平成15年度の補助金が4月よりスタートしました。本年度の補助金の内容は、1kwあたり4.5万円です。
設置条件:10kWシステム未満、
低圧系統例:5kWシステム設置した場合、5kW×4.5万円=22.5万円(税込み)
また、各自治体によって別途補助金が受け取れます。
NEF補助金申請してから結果が分かる期間は、最初の申請が受理されるのに、平均1月程度、また最終申請をしてからお金が振り込まれるまで、おおよそ4ヶ月から6ヶ月程度です。書類の不備等によりさらに時間がかかるケースもあります。これはいずれも2002年度の例であり、基本的にはNEFの審査状況によりますので、詳しくはNEFにお尋ねください。
売った電力の入金は銀行振込です。買電と売電は相殺されず、個別に扱われます。 |